稜和INTL Topics

コンサルティングチームの活動日誌をブログ形式でお伝えして参ります。

食肉輸出、小売、焼肉店、、の 「事業の立て直し」

業歴6年だが、アジア各国に 上質の和牛を輸出したり、大阪のロードサイドに

焼肉店も経営されている会社の「立て直し再生」を受けることになった。

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昨年までは まさに 順調に売り上げを伸ばし、輸出に至っては

和牛の上質と味の良さが アジアの富裕層に大人気の

追い風にのって 飛ぶ鳥を落とす勢いであった。


しかし 本年春頃から 風向きは 一転して逆風に。


そう、、中国の政策転換が 原因で。

一気に中国や近隣アジア諸国の富裕層の消費が萎んだのだ。


おまけに 数年前に流行したBSEにより、相当数の牛を処分したもんだから

それ以降に産まれた子牛が 十分に育っていないのだ。

いわゆる価格の高騰。


為替は追い風な円安なんだが、その他の要素が、

ことごとく 足を引っ張る格好になり、業績は急降下。


昨今の原油安、アメリカの9年ぶりの利上げ、

中国経済の不透明感、


グローバル社会になればなるほど、

中小企業にも 敏感に反応するのが早くなった。


事業の立て直し」、、、


原因のほとんどは 社内の内部に要因があるのが、
これまでの通例だった。


しかし 最近は 違う。


突然 風向きが変わるのだ。
いわゆる外部要因の原因ウェイトが高い。


そもそも 内部留保や人的戦力も脆弱なのが、中小企業の特徴。


突然の向かい風には すこぶる 弱い。


経営哲学や 経済理論という昔ながらの 抗生物質では

治せないのである。