「立て直し相談案件 」ヒアリングから 感じたこと、、、
金 土 日 3日間で 名古屋、 兵庫県明石と移動。
業績悪化に悩む地元の中小企業の「立て直し」に関して
関係者との意見交換会議に出席した。
開口一番、某信用金庫 融資担当者曰く
「お取引頂いてる企業様100社の経営者に、景況感について
モニタリングしたところ、景気がいいぞ!と実感している。
そんな回答をされた会社は、、、何と 7社、、しかないんです」
唖然とした。 「夢と気力」が下降しているそうだ。
病も 経済も 全て 「気」からである。
今回の相談案件企業で 共通しているのは、
大手企業の下請けとして 取引先の信用度に関しては全く問題ないのだが
中国経済の失速 、マンション建設の基礎工事でのデータ改ざん、
自動車メーカーの排ガス規制検査装置の不正、、、などなど
大手企業の「ぐらつき」や 、どうしようもない世界経済情勢に影響されて、
自社の努力ではどうしようもない外部要因が原因で、業績悪化に突入せざるを得なくなってしまうらしい。
気力も萎えますよ、、
と 切実に語っておられた。(エアーバッグメーカーの下請け企業の社長)
「気力の低下」を 実感した。
「同じ悩みを持つ中小企業が 一致団結して、 情報交換を含む結束力を強化することこそサバイバルにとっての不可欠要素ですね。」
地元の 中小企業診断士さんが熱弁された。
36年中小企業の経営者をして 、いまもなお 生き残っている私にとっては、
何の響きもなければ 虚しさしかなかった。
競争社会経済から共生社会経済へ。
聞こえは マイルドだが ただ 「メス化」しただけだ。
企業の「建て直し」に 必要な要素、、
経営者の 「オス化への転身」、、戦略 戦術の見直しは
その 後かもしれない。