ベトナムの若者
平均28歳という賃金も低く若い労働力が豊富で、親日的であるということから
製造業を中心に進出する企業が続いています。
労働市場も、この10年で変貌をとげ、
ここ4、5年は工員不足が課題になってきています。
都会では工員になりたがる人が減少し、
地方出身者が増え、工場も地方進出が進んできています。
そして、ワーカーの次に必要になってくるのが、管理者。
いわゆる、ミドルマネージャーです。
特に日系企業での仕事経験があるMGRクラスは
どの日系企業もほしがっています。
「5S」や「ホウレンソウ」などを理解しているチームリーダーは貴重な人財です。
先進的な企業は何年かかけて、
工場から日本人を減らして現地化をすすめています。
広い工場に日本人一人という企業もあります。また全員ベトナム人という企業も。
彼らは、自分自身のスキルアップのために猛勉強しています。
ハノイ市内や各省には、日本へ留学するための事前勉強で
日本語を勉強するような場所があります。
3ヶ月間合宿のように全員で同じ家に住んで、朝から夕方まで毎日
日本語の勉強をしています。
先生は日本での仕事も経験があり日本語はぺらぺらです。
食事もみんなで用意して一緒です。
19才から30歳までの学生が徹底的に日本語の勉強をしています。
自分の20代のことを思い出すと、彼らの向上心には感心しました。(藤井)